こんにちは、お疲れ様です。
今回は、「日本の看護師免許は海外でも通用する?国際看護師になるためには」というテーマについてお話させていただきます。
看護師の資格を取得してから結婚し、ご主人の仕事の都合で海外に引っ越す場合や、海外で働くことに興味を持った方など、日本のみならず海外にも目を向けていらっしゃる方も多いかと思います。
そんなときにふと浮かび上がる疑問といえば、これなんじゃないでしょうか。
「日本の看護師免許って、海外でも通用するの?」
たしかに、何もかもが違う海外で、看護師免許は日本と同じように使えるのでしょうか?
もし使えない場合、なにか手続きをすれば働くことは可能なのでしょうか?
そこで今回は、日本の看護師免許が海外でも使えるのかどうかについて、お伝えしたいと思います。
もくじ
【看護師免許は海外でも通用して働けるのか?】
海外で看護師として働くには、その国ごとの免許が必要となる場合がほとんどです。
つまり、日本で取得した看護師免許は、日本でしか使えません。
ボランティアや研修などの場合には必要ありませんが、海外で実際に国際看護師として働く場合には、専門の学校に通って現地独自の看護師資格試験を受験し、資格を取得する必要があります。
国によっても看護師登録制度が違いますので、行き先が決まったら事前に調べておくと良いでしょう。
【国際看護師になるためには】
海外へ行って国際看護師として働くためには、以下の3項目が最低限必要になります。
・就労ビザを取得する
・英語またはその国の母国語の習得
・現地の看護師資格を取得する
これらは、海外で働くために必ず必要な項目です。
また、いざ現地へ行って、生活や文化に慣れていない状態で、いきなり看護学校に通うのもしんどいということで、まずは「看護留学」をして必要な看護技術や語学を学んだり、生活や文化に慣れて今後のビジョンを明確にしていくという選択をする人もいます。
たしかになにも分からないまま、現地の看護学校でいきなり勉強するのは、頭も体もイッパイイッパイになってしまいそうです。
海外の生活に慣れるための準備期間も必要ですよね。
【国ごとに国際看護師になれる条件はさまざま】
働く国によって、国際看護師になるための特徴や条件はさまざまなので、事前に調べておくと今後の参考になるかと思います。
以下に、代表的な国の条件等を挙げてみました。
アメリカ
審査は各州によって異なります。
「CGFNS」という機関で審査を受け、それに通過したら「NCLEX-RN」という資格試験を受けて、合格すれば取得できます。
語学試験があります。
国際看護師免許を取得する難易度は高いですが、年収は日本よりも高額だと言われています。
オーストラリア
日本での看護師免許取得状況によって異なります。
看護学の学士号(大卒)と正看護師資格があれば英語試験のみです。
ですので、看護専門学校卒で、かつ正看護師資格を持っているという場合には、現地の大学に通い学位を取る必要があるということになります。
カナダ
審査は各州によって異なります。
看護大学を卒業して学位を取得しており、過去5年間で1125時間の就労経験があることが条件です。
語学力検査は、州によっては仏語の審査が課されます。(ケベック州)
英語試験を受けた後、看護師試験を受験することとなります。
カナダの国際看護師は就業時間がきっちり決まっており、年に2回ほど長期の休みが取れます。
イギリス
英語試験を受けることと、必要書類の提出をします。
また、看護専門分野に関係する部署での12か月以上の就業経験があることが必要となります(正社員、パート関係なし)。
大型連休が取りやすいので、のんびり働きたい人にはいいかもしれません、
年収は日本よりも低く設定されているところが多いです。
ニュージーランド
日本の大学を卒業して看護師免許を持っている場合は、英語試験に合格した後、看護協会に登録申請をします。
その後、能力査定コースへの入学が可能となります。このコースは、正看護師としてニュージーランドで働けるかどうか審査するところになります。
その後に看護協会へ正式に登録をし、看護師資格が取得できます。
ちなみに専門学校卒など「大学卒」ではない場合は、看護学学士号コースへ編入します。
ニュージーランドで看護師になるためには、学士号以上の学位が必要となります。
どの国も英語(語学)試験は必須となっていますね。
オーストラリアやイギリス、ニュージーランドなどでは、看護大学卒業および外国(日本)の看護師免許を持っている場合は、優遇措置として現地の看護師資格を発給している国もあります。
しかしそれ以外のほとんどの国では、現地独自の看護師資格試験を受けて、国際看護師としての免許を取得する必要があります。
国によって条件がさまざまですから、リサーチして慎重に検討する必要がありそうですね。
⇒看護留学 オーストラリアでの目的別費用や内容についてご紹介。
【おわりに】
国際看護師といっても、その国によって条件や特徴がさまざまだということが分かりました。
私の元同僚は、ご主人の転勤でアメリカへ引っ越していきまして、だいぶ現地での生活にも慣れてきたから看護師として働きたいと思っていたそうなんですが、条件が合わなかったり手続きが大変そうなことから諦めておりましたよ^^;
何としてでも将来は国際看護師として働きたい!というガッツある方は、まずは準備段階として看護留学するのも1つの手かもしれませんね。
あなたの看護スキルとガッツが、海外でも発揮されることを応援しております。
↓↓ 応援よろしくお願いしますm(__)m
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