こんにちは、お疲れ様です。
今回は、「デイサービス看護師を辞めたいと思う理由は?働きたくなるメリットも」というテーマについてお話させていただきます。
少子高齢化が進む日本にとって、高齢者または障がい者の方が利用する「デイサービス」は、今後ますます需要が増えていくことになると思われます。
ところで、デイサービスで看護師が働くときのメリット、また辞めたくなる理由といったら何なのでしょうか?
一見、医療行為がまったくなく利用者さんとお話をしたり、または少し介助をして食事や入浴を手伝うくらいに思いますので、楽ちんな仕事のように感じますよね。
そこで今回は、現在デイサービスで働いている私が、実際に辞めたくなったときの理由と、デイサービスで働くうえでのメリットについてお伝えしたいと思います。
もくじ
デイサービス看護師を辞めたいと思う理由は?
では、私が実際にデイサービス看護師を辞めたいと思った理由は、以下の通りになります。
①時給・給料が少ない
デイサービスでの看護師の仕事は、オムツ交換や入浴介助などの介護面の仕事も多く、また医療行為は病院などと比べるとあまりありませんから、必然的に時給や給料が低い傾向にあります。
ちなみに私の現在の時給は、1250円です。
だいぶ安いですね^^;
病棟で働いていた時は時給が1500円でしたから、かなりの違いがあります。
デイサービスで常勤の看護師は、20万あるかないかと言っておりました。
私が看護学校を卒業したばかりの新人のときでも、手取り23万以上はもらっていましたから、かなり安いことが分かりますね。
病院などの業務と比べると、心身ともに余裕のある働き方になりますので、仕方ないといえば仕方ないのですが、やはりもっと時給や給料が高いところへ転職しようかなと思ってしまいます。
②看護師1人体制の日も多いので、相談やヘルプができず不安
デイサービスでは、たいていその日の勤務は看護師が1人ないし2人のみで、1人勤務の方が多いのが現状です。
比較的状態が落ち着いている方が利用するとはいえ、高齢者や障がい者の方は急変や怪我、発作など何が起きるか分かりません。
万が一、そのような緊急事態になったときに、もう1人看護師がいれば手分けして応急処置に当たれたり、相談し合えることもできて心強いのですが、看護師が自分1人だった場合は、すべて自分で判断し応急処置を行う必要があるので、とても責任重大です。
私は今まで、医師が常在していて看護師が大勢いる場所でしか働いてことがありませんでしたので、自分1人で考え判断し、行動に移すことのプレッシャーを、デイサービスで働いて初めて知りました。
デイサービスで働き始めて4年弱になりますが、これまで血の気の引くようなトラブルはたくさんありましたよ。
デイサービスは一見穏やかで、楽しく時間が過ぎていくと思われがちですが、看護師は事故や急変がないか目を光らせておく必要がありますので、思いのほか精神的にも疲れます。
ゾッとするようなトラブルに遭ったとき、そしてそれを自分1人で対処しなければならないときに、「もう嫌だな、辞めようかな」と感じます。
③意外と力仕事が多い
私が働いているデイサービスの利用者さんは、比較的介助を要する方が多く、なかには全介助の方もいらっしゃいます。
オムツ交換は何回もありますし、移乗させるときやその他、思ったよりも力を要します。
私がヘルニア持ちなので余計負担を感じているだけかもしれませんが、わりと大柄な方や体重がある方などを、ほかのスタッフが1人で介助していたりするのを見ると、手伝ってもらうことを躊躇してしまいます。
そんな時は、力仕事は役に立たないなと感じますし、もう若くないので体力の限界も感じて「そろそろ潮時かな」と思ってしまいますね。
④看護師としてのスキルが上がらない
私はこれに関してはそこまで嫌だとは思っていないのですが、やはり看護師によってはスキルが上がらないことから、物足りなさを感じる人がいます。
デイサービスでの医療行為と言ったら、利用者さんにもよりますが褥瘡処置や胃ろう、インスリンやストマ処置などで、それほど難しい処置は1つもありません。
障がい者のデイサービスですと、吸引や吸入、導尿や酸素管理などもある場合がありますが、どれも簡単なケアばかりです。
ですので、最新の医療を学びたいですとか、高度な看護行為を習得したいと思っている人にとっては、デイサービスでは物足りないといえますね。
私は若い頃に散々揉まれてきましたから、スキルを上げたいと思う時期はとっくに過ぎました^^;
⑤介護士との人間関係
介護士さんとの人間関係が上手くいかないという点です。
現在のデイサービスでは有難いことにないのですが、少しだけ働いていた「サ高住」では介護士さんの立場が強く、看護師にも結構強く当たってくる人がいましたね。
私はすぐに辞めたので、直接的な被害はなかったのですが、これはやはり、看護師と介護士との考え方の違いにより起こることが多いと思われます。
看護師は良かれと思ってアドバイスしても、介護士さんにとっては偉そうに聞こえてしまうこともあったり、また力仕事で足手まといな看護師にイラっとしてしまう場合もあるようです。
難しいですね。
そういったことで双方の溝が深まり、居心地が悪くなって辞めたいと思う看護師がいるのです。
デイサービスで働きたくなるメリットとは?
辞めたくなる理由をズラーっと挙げてしまうと、なんだかデイサービスには魅力が何もないように思われてしまいそうですね^^;
しかし、デイサービスにも当然メリットがあるんですよ。
①残業がほとんどない
デイサービスは通所サービスですので、利用者さんは決まった時間に来所し、決まった時間に帰っていかれます。
ですので、よっぽど帰り際にトラブルがない限りは、残業はまずありません。
仕事が終わったあとの予定を立てやすいので助かりますね。
②トラブルがなければ平穏に過ぎていく
急変などのトラブルは、毎回のように起こるわけではありません。
ですので、とりたてトラブルがない落ち着いている日は、平穏な時間が流れていきますので、病院などのようなバタバタとした忙しさはないのが魅力ですね。
③利用者さんとゆっくり向き合える
病棟や透析室で働いていたときは、忙しさのあまり必要最低限の観察、患者さんとの関りを持つことができなかったように思います。
しかし、デイサービスでは利用者さんとゆっくり向き合い、接することができますので心にも余裕が生まれます。
そうすると、その方の心身機能の向上が見られた時にはいち早く気づくことができますし、喜びも倍に感じることができるのです。
④勤務が規則的
デイサービスは基本日勤のみですし、早出や遅出などの勤務もありませんので、規則的な勤務で仕事をすることができます。
体調も整いますし、健康的にも過ごすことができますね。
週末は休みの事業所も多いですから、家族と過ごすことも可能です。
おわりに
いかがでしたか?
デイサービスに興味を持っている方や、これからデイサービスで働こうと思っている看護師さんは多いかと思います。
デイサービスは日本全国に多数あり、その業務内容や1日の流れなどは事業所によって様々だといえますから、働く前に情報収集を行い、可能ならば一度見学に行くことをおすすめします。
自分の目で雰囲気を確かめるのは大事ですからね。
では、今回はこの辺で。
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