こんにちは、お疲れ様です。
今回は、「理学療法士と看護師の難易度は?給料や仕事内容についても!」というテーマについてお話させていただきます。
将来どのような道に進もうか迷っている方のなかには、理学療法士か看護師かで迷っている方もいるかと思います。
私は看護師をしておりますので、看護師のメリットやデメリットは多少は分かっているつもりです。
また職業柄、職場で理学療法士さんと接する機会はたくさんありましたので、理学療法士さんのリアルなお話も、少しはできるかなと思います。
そこで今回は、理学療法士と看護師の資格取得における難易度や給料、仕事内容などについてお伝えしたいと思います。
もくじ
理学療法士と看護師の資格取得における難易度は?
理学療法士と看護師は、それぞれどのように資格を取得し、また資格取得における難易度はどれくらいなのでしょうか?
理学療法士になるための方法と資格取得の難易度
理学療法士になるには、毎年2月に行われる理学療法士の国家試験に合格し、理学療法士の資格を取得しなければなりません。
しかしその前に、理学療法士の国家試験を受けるためには「受験資格を得る」ことが必要になってきます。
理学療法士の受験資格を得るためには、まずは文部科学大臣に指定されている養成校(大学、短大、専門学校など)に入り、定められたカリキュラムをすべて修了して卒業(卒業見込みも含む)する必要があります。
なお、作業療法士の資格を保有している場合には、一部のカリキュラムが免除されるため、国家試験受験までの負担が軽減されます(日本理学療法士協会より)。
ちなみに、2月に受けた国家試験の合格発表は翌月の3月に行われます。
2020年に受験した人数と合格者数は、以下のようになっております。
●受験者数:12,283人(うち新卒者は10,749人)
●合格者数:10,608人(うち新卒者は10,019人)
●合格率:86.4%(新卒者のみでは93.2%)
数字だけを見てみますと、新卒者の合格者は90%を超えているため、しっかりと現役で養成カリキュラムを修了した人は、合格率が高いということがいえますね。
看護師になるための方法と資格取得の難易度
一方看護師も、毎年2月に行われる看護師の国家試験に合格し、看護師の資格を取得しなければなりません。
しかしその前に、看護師の国家試験を受けるためには「受験資格を得る」ことが必要になってきます。
看護師の受験資格を得る方法も理学療法士と同じなのですが、まずは文部科学大臣に指定されている養成校(大学、短大、専門学校など)に入り、定められたカリキュラムをすべて修了して卒業(卒業見込みも含む)する必要があります。
尚、看護師の国家試験の合格率は、毎年約6万人ほどが受験をして、合格者は90%程となっています。
受験者数こそ違いますが、合格率は理学療法士も看護師も比較的高いといえるのではないでしょうか。
理学療法士と看護師の仕事内容は?
理学療法士の仕事内容
理学療法士の仕事内容は、入院や通院する患者さん、または介護施設を利用する利用者さんに対して、1人1人に合わせたリハビリテーションを行い、基本的動作能力の回復を図ることを主な仕事としています。
理学療法士が行うリハビリテーションは、いずれも医師の処方にしたがって行われます。
患者さんや利用者さんの中には、脳梗塞や骨折、脊椎損傷など様々な病気や怪我で身体的に不自由な方がいますから、そういった方々の基本動作能力が早くかつ大きく回復することを目的に、運動やマッサージ、電気刺激などを用いてリハビリを行います。
ただ病気や怪我が治れば良いのではなく、いかに元の状態と近くなれるかが重要ですので、その目的を大きく担っている理学療法士は、まさにチーム医療には欠かせない存在ですね。
看護師の仕事内容
看護師の仕事は、医療機関内のあらゆる部署において、医師が患者さんの診察や処置を行う際に介助や補助をしたり、排せつや食事などといった身の回りの世話を行う職業です。
採血などの医療行為も行いますが、主としては患者さん自身の心身に向き合いケアをする職種となります。
看護師の所属部署は様々ですから、病院内では所属する場所によって仕事内容が異なります。
患者さん一人一人に合わせた看護を行うことと同時に、コミュニケーション能力が必要とされる職業だといえます。
また、チーム医療において看護師は、患者さんに最も接点のある職業として重要な役割を担っています。
理学療法士と看護師の給与は?
理学療法士と看護師どちらにもいえることは、働く分野やその職場での昇給制度などによって、給料にはばらつきがあるということです。
それを踏まえたうえで言いますと、理学療法士の給料は月に21万円~26万円ほどで、看護師は20万円ちょっとといったところです。
ただし看護師の場合、比較的大きな病院ですと、プラス残業手当や夜勤手当、休日出勤手当などが付きますから、働く場所によっては看護師の方が給料が高い傾向にあります。
理学療法士と看護師の需要度は?
理学療法士と看護師はどちらも、高齢化社会が加速する日本において需要が高まる職種だといえます。
増加していく高齢者の数に比例して、介護施設などの数もどんどん増えていくことが予想されるからです。
また理学療法士や看護師は、「訪問リハビリ」や「訪問看護」といった分野に携わることも可能ですから、在宅で暮らす高齢者や障がい者の継続的なリハビリや看護を行うことができます。
そういったことからも、ますます需要は高まっていくのではないでしょうか。
理学療法士の主な就職先は?
理学療法士の勤務先は、病院やクリニック、介護施設や社会福祉施設、デイサービスなどの通所サービスや訪問リハビリ、スポーツ施設など多岐にわたっています。
医療現場のみならず、福祉やスポーツの分野など、さまざまな場所で働くことができるということですね。
おわりに
いかがでしたか?
理学療法士と看護師は国家資格の取得が必要であり、どちらもフィールドは違えど、患者さんや利用者さんの回復維持に貢献する職種だということが分かりました。
私は今まで様々な理学療法士さんと関わってきましたが、皆さん当然ながら専門的な知識をお持ちで、しかも爽やかな人が多いなという印象です。
爽やかな理学療法士さんからリハビリを受けたら、回復しそうな気がしますよね。
もちろん、自分に向き不向きもあるでしょうから、まずは情報収集をたくさん行って、よりよい道へとお進みくださいね。
では、今回はこの辺で。
応援いただけると嬉しいですm(__)m
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