こんにちは、お疲れ様です。
今回は、「40代看護師の転職先!チェックするべきスタッフの意外な点とは?」についてお話したいと思います。
40代の看護師さんは転職先を探すとき、どんな項目を重点的に見て探していますか?
給料?福利厚生?仕事内容?
もちろん、すべて大事ですね。
じつは、この他にもチェックするべき重要項目があるんですよ。
一体何が重要なのか、40代の私の実体験もお話しながら詳しくお伝えします。
もくじ
【40代看護師は転職する前に、まずは見学を!】
インターネットや広告のチラシなどで、「この職場いいかんじ♪」と思っても、まずは一呼吸置いて、職場の見学依頼をしましょう。
ほとんどの職場は見学OKの返事だと思いますが、もしもNGを出すような職場なら、転職先に選ばない方がいいかと思います。
頭が堅い上司がいたり、ずさんな医療介護をしている可能性が大かもしれないからです。
良い職場というのは、いろんな意味で風通しが良くて開放的だと思うんです。
面接をしてしまう前に、実際自分の目で見て確かめ、職場の雰囲気がいいかどうか、スタッフがイキイキと働いているかなどを、チェックして肌で感じる必要があります。
また、病棟や入居施設の場合は、患者さんや入居者さんがどんな状態なのかもチェックしましょう。
寝たきり患者さんばかりだと確かめようがありませんが、利用している方々の表情が曇っていないか、衣類が汚れている方がたくさんいないかなど。
もしも衣類が不潔になっている方がたくさんいたり、表情が曇っている方が多い場合は、ずさんなケアをされている可能性があるからです。
反対に、十分なケアをしてもらっている方というのは表情も明るいです。
なかには認知症の方もいるでしょうから、怒りっぽくなっていたりなど、見極めが難しい場合もありますが、いろんな方をチェックして判断してみてくださいね。
【40代看護師は転職先を探す際、スタッフの○○もチェックすること!】
40代看護師が転職活動する際、事前に調べておくべきことは「スタッフの年齢層」です。
看護師のスタッフというのは、20代~60代もしかしたら70代まで幅広い世代が働いているのが特徴といえます。
様々な場所に需要がありますし、免許があればたいていはどこでも働けますからね。
では、なぜ転職先を探すとき、スタッフの年齢層もチェックしなくてはいけないのか。
それは、年齢層であなたの職場での立ち位置が決まってしまうからです。
分かりやすく言うと、例えばあなたが40代前半の看護師だとしましょう。
40代前半の看護師といえば、年齢だけ見るとかなりのベテランナースです。
たとえブランクがあったとしても、「点滴が上手で知識も豊富」だと思われても仕方ない年齢ですよね。
もしも、転職先の看護師が20代ばかりだとしたら・・?
あなたはその職場で新人のはずなのに、「これは知ってますもんね」「分かりますよね」など、年齢だけで「できる」と思われ、満足にフォローしてもらえない恐れが出てきます。
逆に、50代の看護師が中心の職場だったら・・?
あなたは「年下」の立ち位置になれ、分からないことをすぐに聞けるという環境で働ける可能性が大きくなります。
しかし、一つ注意したい点もあります。
あまりにも年齢層が高い方ばかりだと、力仕事が全部回ってくる可能性が^^;
理想を言えば、20代~60代までまんべんなくいる職場がいいんでしょうけど、1人1人の年齢を調べるわけにもいきませんからね。
ですので見学の際には、なんとなくの看護師の年齢層をチェックすることをお勧めします。
40代看護師が転職するメリット
年齢的にベテランの域なので優遇されやすい
40代の看護師となると、一般的に見てキャリアを積んできたベテランとみなされますから、病院や施設側にとっては大きな戦力となります。
そのため、転職する際にも比較的条件を飲んでもらえたり、なにかと優遇されることが多いのが現状だといえます。
希望が通りやすいので時間の調整がしやすくなる
私はそれぞれ、20代・30代・40代と転職を経験しましたが、20代や30代前半のころと比べてみますと、40代の時が一番希望が通りやすかったように思います。
長年働いてきた経験と感覚で、自分に合った仕事量も分かってきてましたから、面接の際にも希望の時間や条件が言いやすかったですよ。
40代看護師が転職するデメリット
年齢で引っかかる場合がある
看護師は、おおよそどの現場でも年齢はあまり関係なく働くことができる職業だと思うのですが、やはり一部の分野においては年齢制限があるようです。
例えば、美容外科や美容系の皮膚科など、美容面の診療科では30代までの求人がほとんどですので、40代看護師の転職先としては難しいかと思われます。
体力的にハードな職場は厳しいかも
40代ともなりますと、やはり体力の衰えを顕著に感じる年代ですし、更年期などの関係もあり体調不良を起こしやすくもなってきます。
これは私もひしひしと感じており、30代まではなんだかんだ言ってもハードに頑張れていたのですが、40才を超えたあたりから明らかに体力が落ちました^^;
そういったことから、40代看護師が転職するときには体力を使うハードな分野や、または夜勤などは厳しいのではないかと思います。
見回りや見守り程度の夜勤なら大丈夫かと思いますが、オムツ交換や体力を使う介護施設や、バタバタと忙しい救命救急や急性期病棟などで夜勤をするのは、かなりよく考えた方がいいかと思います。
給料が上がるとは限らない
40代看護師といっても、その職場では新人ですから、場合によっては前職場より給料が下がる可能性があります。
また、一般的に見て20代・30代看護師よりも40代看護師の採用コストは高い傾向にあるため、給料が安いほうが病院や施設側から採用されやすいんだそうですよ。
40代看護師が転職活動するときの注意点
看護師歴が長いベテランの40代看護師は、病院や施設側から優遇されることが多いのですが、しかし自分の経験を自慢げにひけらかし、「看護はこうあるべきだ!」と自分のやり方に固執しているような、言ってみれば我の強い看護師は、職場内をかき回してしまう恐れがあるため、どんなにキャリアがある優秀な看護師であったとしても、断られる可能性があります。
「能ある鷹は爪を隠す」のように、腰は低く謙虚な態度で臨んだ方が、スムーズに事は運ぶと思いますよ。
【おわりに】
私は今40代ですが、たしかに20代の頃と今とでは、相手スタッフからの反応が全然違うと感じます。
それまでの経歴やブランクの有無などは、相手には分からないわけですから、いろいろ聞かれるしめちゃくちゃ頼られます^^;
まあ、きっと外見に貫禄も出てきたからなんでしょうけど笑
この年になってくると、「分かりません」って言いにくいんですよね。
ですので見学に行った際には、職場の雰囲気はもちろんのこと、スタッフの年齢層もチェックして、自分が働きやすい場所かどうかを判断してくださいね。
もちろん、給料面も事前によく調べてください。
今回の記事が、転職を考えている40代看護師さんのお役に立てたら幸いです。