こんにちは、お疲れ様です。
今回は、「ブランクのある看護師の再就職は難しい?注意点と実際の体験談も!」というテーマについてお話させていただきます。
女性は結婚や妊娠・出産などによって、職場を変えたり辞めたりする機会がどうしても多くなりますよね。
私も結婚を機に引っ越したので職場を変えましたし、2度の出産でそれぞれ退職を経験しました。
産休を取ろうかとも思ったんですが、できるだけ長く子供と一緒にいたいと思ったので、退職という道を選びました。
看護師の仕事は、命に関わる内容の仕事が多いですし、患者さんの身体に針を刺したりなど特殊なことをするので、失敗が許されないというプレッシャーがありますよね。
看護師としてのスキルや知識は、これまで培ってきた経験値がモノをいいますが、一旦仕事を辞めてしまうと、あら不思議。
ウソみたいにどんどん忘れていきます。
今回は、現在40代の私が、かつてブランク2年を経て復帰したときの体験談を交えながら、ブランクのある看護師の再就職についてお伝えします。
もくじ
【ブランクのある看護師の再就職は難しい?】
日々進歩し続ける日本の医療業界においては、現場から5年離れてしまいますと、新人看護師と同じくらいになってしまうとも言われています。
しかし女性は、妊娠や出産、育児などを理由に休職している方も多いでしょうから、5年くらいのブランクがある看護師はたくさんいらっしゃるかと思います。
ブランクが空いてしまいますと、
・体力的にやっていけるか
・スキルがない、または忘れているから怖い
・職場になじめるだろうか
などが頭をよぎり、再就職するのをためらってしまいがちですが、進む方向さえ間違わなければ、ブランクがある看護師でも再就職することは可能となります。
【ブランクのある看護師の再就職先はどこがいいか?】
ブランクのある看護師の再就職先はどこがいいかについてですが、個人的にはクリニックはおすすめしません。
クリニックは、一見ゆったりと働けそうで、難しい医療行為もなさそうですよね。
ブランクがある看護師の再就職先には、もってこいのような気がします。
しかし、クリニックは必要最低限の看護師しか雇っていませんので、その日勤務している看護師は自分だけという日もあるかもしれません。
もしもそうなったとき、点滴や採血を自分が1人で請け負うこととなりますから、大変なプレッシャーを受けることになります。
ですから、常に看護師が複数人いるような環境で復帰なさったほうが、何かあったときにヘルプに入ってもらえるので安心だと思います。
かといって、ブランクがあるのに急性期病棟や救急外来などに再就職するのは、あまりにも無謀ですよね。
以上のことをふまえて考えますと、
・療養型病棟
が適しているかと思います。
療養型病棟でしたら、ほどほどに医療行為があるでしょうし、看護師も毎日複数人いるはずですから、ブランクがあっても比較的働きやすいのではないでしょうか?
デイサービスやサ高住は、自立度が高くて医療行為があまりないところでしたらいいと思うのですが、なかには医療ケアが結構あるのに看護師1人という体制のところもありますので、お気を付けください。
必ず事前に情報収集をし、看護師はどんな体制で働いているのか、利用者の介護度はどれくらいかなどを、しっかりと下調べしてくださいね。
【2年のブランクでも怖かった再就職体験談】
はじめにチラッと言いましたが、私には子供が2人いまして、どちらも約2年子育てに専念したのち職場に再就職をしました。
出産してからの私はというと、子供とずっと家にいましたから、体もなまるし頭もなまる。
もちろん人によるとは思いますが、私の場合育児こそしていましたが、基本グータラな性格なので、必要最低限の家事と育児だけして、あとは子供と一緒にグータラ過ごしていました^^;
そして2年後、再就職をしたわけなんですが・・・
そこで待ち受けていたものは、記憶喪失かと思うくらいのスキル忘れと知識忘れ、恐ろしいまでに鈍ってしまった手の感覚、そして重たすぎて俊敏に動けない己の体でした。
たった2年で、これほどまでに衰えてしまうのか・・・。
呆然としたのを覚えています。
人間、使ってないと衰えるんですね。怖いくらい思い知らされました(汗)。
しかし、ブランク看護師の悲しいところは、年齢自体はけっこう上なので、仕事ができると思われてしまうんです。
ですから、点滴などは本当にプレッシャーでしたね。
点滴ポンプのやり方も忘れていましたし(汗)。
まあ、私の記憶喪失ぶりが酷かっただけなのかもしれませんが・・。
ただ、唯一良かった点は、再就職先には看護師が常にたくさんいるような環境でしたので、分からなかったらすぐに聞けましたし、できないときには助けてもらえました。
それは本当にありがたかったですね。
【ブランクのある看護師の再就職は早い方がいいのか?】
何を第一優先にするかは人それぞれですので、早い遅いどちらを選んだにせよ、またしぶとく頑張ればいいのです。
自分は自分、と割り切って働けたら気持ちもラクですよね。
私の場合は、ブランクによって忘れたことやできなくなってしまったことは、素直に言って年下ナースにも頭を下げてお願いしてましたよ。
そんな時にプライドなど必要ありません。
その方が人間関係も円滑になりますし、私は自虐ネタとして皆の笑いをとって、それで精神の安定を図っていましたよ^^
【おわりに】
家庭の状況によっては、ブランクが5年どころかそれ以上の場合もありますよね。
もちろん、復帰するまでの間が空けば空くほど、再就職するのは怖くなりますし、精神的にも体力的にも困難を生じると思います。
しかし「復帰ができる」というのは、看護師の資格があるからできるわけで、それに関しては感謝しないといけませんよね。
ひたすらしぶとく働いていれば、またいつかは慣れるもんです。
皮肉を言ってくる人がいたらユーモラスな自虐ネタで返し、自分の精神を守れば大丈夫ですよ。
家庭のために子供のために、そして自分自身のためにも、図太い精神力で頑張っていきましょう。
継続は力なり!!
続けていれば、またいつかは「ベテラン」になれますから。
では、今回はこのへんで。
応援いただけると嬉しいですm(__)m
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