こんにちは、お疲れ様です。
今回は、「 看護学校での産婦人科病棟実習体験談!数々のドラマとは?」というテーマについてお話させていただきます。
看護学校時代の実習の思い出を振り返っていたんですが、どの場面でもかなり緊張していましたね^^;
だって、あの緊迫した病棟のなかで、1人で考え行動するんですよ。
看護師さんはとてつもなく怖く感じたし、常に喉はカラカラで、生きた心地がしませんでした。
そんなドキドキの看護実習だったんですが、産婦人科実習では2人の妊婦さんを順番に受け持ちました。
どちらの妊婦さんも強烈に印象に残っていますので、衝撃?笑える?思い出エピソードをお話したいと思います。
もくじ
【看護学校での産婦人科実習体験談・その①】
迎えに来た旦那さんは・・
産婦人科病棟では、基本的に妊婦さんを受け持つんですが、私がはじめに担当した妊婦さんは、柴〇理恵さんに似た30代の経産婦さんでした。
しゃべり方も声もそっくりで、性格もとっても面白い方でした。
私が受け持ったときには、もう微弱ですが陣痛が始まっている状態で、「痛いけど、まだまだこんなものじゃない!」と教えてくれました。
本格的に痛くなってきたときには、大声で「いたーい!!!でもまだなんだよなあ。もっとなんだよなあ~!!」と独り言?をずっとおっしゃっていて、看護師さんに「声が出るのは仕方ないけど、おしゃべりはほどほどにしてください」と、注意されるほど^^;
結局、経産婦さんだったのでお産の進行が早く、子宮口が最大になってからは、出産まであっという間でした。
「いたーい!!何人でも一緒~~!!!」と大声でしゃべり続けていた妊婦さん。
旦那さんはいつも夜に面会に来ていたのか、私は入院中一度もお会いすることはありませんでした。
そして、いよいよ退院の日。
時間になって旦那さんが迎えにきたんですが、旦那さんを見てビックリ!!
向井理さん似の超イケメンだったんです(゚Д゚;)
「妻がお世話になりました」と、雰囲気も上品でイケメン!!
エレベーターでお別れするとき、しおらしくお辞儀をしていた柴田理恵さん似のお母さん。
とっても可愛らしかったです^^
【看護学校での産婦人科実習体験談・その②】
ついに役に立つ時がきた!
次に受け持った妊婦さんは、「重症妊娠悪阻」の方でした。
妊娠悪阻とは、入院が必要なほどつわりがひどいことを言うんですが、その方は水も受け付けないほどひどく、常にガーグルベースンを顔に当ててらっしゃいました。
今回で3回目の妊娠だったんですが、今回が一番ひどいとのこと。
点滴はしているものの、このままの状態が続くようなら中心静脈栄養を行うかも・・というところまで来ていました。
部屋に訪室しても、重々しい雰囲気。
挨拶をしても、「しゃべりかけるなオーラ」がバンバンで、一切何も話せない日もありました(泣)。
同期たちは妊婦さんと和やかにおしゃべりしているのに、私ときたら・・・と、悲しくもなりましたよ^^;
そんなある日、今日も訪室しなきゃいけないのか~と、正直憂鬱な気分で部屋に行ったんですが、私を見るなり妊婦さんが「キャラメルが食べたくなったから買ってきて・・」と言ってきました。
あちらから話してくださったのは多分初めてだったので、嬉しかったですね~。
大急ぎで売店まで行って買ってきましたよ!
「あ~美味しい。ありがとう」と言って、妊婦さんは嘔吐することなくキャラメルを食べることができました(´;ω;`)
やっと役に立てた!!
本当に、めちゃくちゃ嬉しかったです。
その日はご家族の面会があって、旦那さんとお子さん2人が来たんですが、妊婦さんはにこやかに笑って話されていました。
「母って強いんだなあ」と感じましたね。
また、別のある日は「ずっと頭を洗ってなくて気持ち悪いから、シャンプーをしてほしい」と言われ、未熟な技術ながらも、一生懸命シャンプーさせていただきました。
「気持ちよかった~」と言ってもらえ、なんだか自信にもつながりました。
役に立つ看護をすることの喜びを学んだ、貴重な実習でしたね。
【おわりに】
看護実習は、上手くいかなくて悔しかったり歯がゆかったり、やるせなかったり。
辛く悶々とした気持ちの方が多いかもしれませんが、その分やりがいを感じた時の喜びや充実感はひとしおです。
私は思えば、いろんな意味で「濃い」患者さんを受けもたさせて頂きましたが、全部が貴重な経験として心に残っております。
今が辛くても、あとで必ず笑い話になるはず。もちろん、内容にもよりますが。
だから、1つ1つが一期一会だと思って、尊い時間を大切に過ごしてくださいね。
以上、産婦人科病棟での思い出エピソードでした^^